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【第3回 医療的ケア児とその家族の支援に関する研修】を開催しました。

【第3回 医療的ケア児とその家族の支援に関する研修】を開催しました。

2024/03/13

2024年3月2日、島根大学医学部小講堂において、医療的ケア児とその家族の支援に関心のある看護師、保健師、保育士、相談支援専門員、教員、ソーシャルワーカー、行政担当者等93名の対面参加がございました。


今回は、講演とシンポジウムの形式で開催いたしました。

 

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まず、熊本大学病院小児在宅医療支援センター 熊本県医療的ケア児支援センター副センター長の小篠史郎先生と、コーディネーターの宅島恵子先生から、「医療的ケア児の就園・就学支援体制を整備する~県・市町・医療的ケア児支援センターの連携~」と題してご講演されました。

 

熊本県の現状と法的根拠に照らし合わせながら就園・就学への支援と課題について、また制度の狭間で就園支援が受けられない複数の事例について関係機関と連携協働しながら取り組まれていることをわかりやすく説明していただきました。

 

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 シンポジウムは「医療的ケア児が保育所に通う~親と子の願いを叶えるために~」をテーマとして、ご家族・行政(保育所入所担当)・コーディネーター(保健所保健師)・保育所管理者・保育所看護師の立場からお話をしていただきました。

 

安全安心の確保、成長発達を支援できる体制整備(ハード面・ソフト面)について活発な意見交換ができました。

 

 参加者からは、「個人モデルではなく社会モデルの意識、行動を一人ひとりが自覚しないといけないこと。サービス調整の流れが再度確認できた。」や、「シンポジウムでは実際の生の声、多方面からの視点で話を聞くことができて、それぞれの立場での悩みや葛藤、課題等を知ることができた。児が入院している間でしか関わりがなかったため、退院後どのように生活しておられるのか知る機会となった。何よりも医療的ケア児を育てておられるご家族の声を聞くことができて良かった。」などの感想がありました。

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