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センターについて

『島根県医療的ケア児支援センター』を開設しました。

 生命を脅かす病気や障がいによって人工呼吸器による呼吸管理や、たんの吸引、経管栄養による栄養管理、導尿などの医療的ケアが日常的に必要なお子さん(医療的ケア児)やきょうだいを含めたご家族が、お子さんの心身の状況や就学などのライフイベントに応じた適切な支援を受けられようにするため、「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」に基づき、令和4年11月1日『島根県医療的ケア児支援センター』を島根大学医学部附属病院に開設しました。

 島根県医療的ケア児支援センターは、島根県全域に暮らしている医療的ケア児ときょうだいを含めたご家族の希望が叶えられ、笑顔の多い暮らしが少しでもできるように支援の手を届けます。
具体的な取り組みは、4つあります。

1.医療的ケア児とご家族の相談•支援

 1つ目は医療的ケア児とご家族の相談・支援です。

2.関係機関との連絡・調整

 2つ目は関係機関との連絡調整です。

3.支援者の教育

 3つ目は相談対応、関係機関等への情報提供および研修です。

4.災害対応の充実 など

 4つ目は災害支援体制の構築や移行期支援、島根県内どこでも均一した支援を提供できるような事例集の作製などを実践します。

 島根県内で生活している医療的ケア児ときょうだいを含めた家族の人生を、多くの支援者と連携しながら応援したいと思います。

センター長 安田謙二
コーディネーター 矢田昭子

(写真はご家族の許可を得て掲載しています。)

ご挨拶

子どもたちのために、
「できっこないができるように」
島根県医療的ケア児支援センター
センター長 安田謙二(やすだ けんじ)

 「医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律」は、これまでご家族や一部の限られた支援者の皆さんが担ってこられた医療的ケア児者さんの支援を、社会全体で行なっていこう、という目的で作られました。この法律を基に2022年11月「島根県医療的ケア児支援センター」は開設されました。開設以降、当センターには医療的ケア児者さんやそのご家族、支援者の皆さんから多くの相談の声が寄せられ、それぞれ個々に応えてきました。その声一つ一つは、医療的ケア児者さんの支援体制をより良いものにするための強い「力」を持っていると感じます。私は、他の皆さんが同じ困りごとで悩まれない体制作りのために、その「力」が届けたいところにうまく届くようお手伝いしたいと思っています。
 「できっこないができるように」。

希望される暮らしを安全に安心してできるよう
に、多くの支援者と手と手を取りながら支えたい
島根県医療的ケア児支援センター
コーディネーター 矢田昭子(やた あきこ)

 私は島根医科大学(現島根大学医学部)の看護学科教員として勤務していた2003年に出雲保健所の協力を得て、医療的ケアが必要なお子さんを在宅で介護されているご家族の生活の実態について面接調査をしました。その結果、ご家族は介護負担が大きい、相談窓口がない、きょうだいに関わりたくても関われない、などの語りが多くあり、支援の充実の必要性が明らかとなりました。出雲保健所が中心となり、検討会が開催され、検討会メンバーとして、支援フロー図や支援ファイルの作成、子どもと両親、 きょうだいを含めて交流ができる交流会に関わりました。参加したきょうだいは何年経過しても「楽しかった」と親に話すそうです。
 近年では、人工呼吸器を使用しているお子さんが呼吸器を外して困っているご家族に対して訪問看護師やかかりつけ医と連携したプレパレーションの実施や、島根県医療的ケア児等コーディネーター養成研修の講師や演習のアドバイザー、訪問看護師や保健師対象の研修の講師や事例検討、などに関わっています。
 今回、島根県医療的ケア児支援センターの開設にあたり、コーディネーターとしてお子さんおよびきょうだいを含めたご家族、支援者の皆様の相談に対応することになりました。今までの経験を活かしながら、お子さんやきょうだいを含めたご家族が笑顔にあふれ、希望される暮らしを安全に安心してできるように、多くの支援者と手と手を取りながら支えたいと思います。